防衛庁は、陸上自衛隊が管理する自衛隊病院で受診した患者の個人情報がWinnyネットワーク上に流出していたと発表した。流出していたのは、同病院で受診した自衛官と自衛官OB合計9名と、一般市民50名分の名前、病名、検査数値などの個人情報。同庁によると、自衛隊中央病院に勤務する医官の三等空佐(37歳)が、病院の許可を得ずに私物のPCに保存し、院外へ患者情報を持ち出していたことが判明している。このPCがWinnyウイルスに感染し、個人情報を記録したファイルが流出したようだ。陸上自衛隊では、昨年4月にも隊員によって隊員名簿などがWinny上に流出したことが判明しており、私物PCの管理を徹底させる通達が出ていたという。同庁では、情報を流出させた三佐の懲戒処分を検討しているという。 http://www.jda.go.jp/