シンクライアントとセキュリティ(1) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

シンクライアントとセキュリティ(1)

個人情報保護法が完全施行され、個人情報の漏洩問題が多発するなかで、再び脚光を浴びるようになったシンクライアント。

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個人情報保護法が完全施行され、個人情報の漏洩問題が多発するなかで、再び脚光を浴びるようになったシンクライアント。

シンクライアントの導入で全てのセキュリティ問題が解決するものではないが、大きく前進することも間違いない。

本文では、シンクライアントを中心に、セキュリティ、特に、個人情報保護対応について考察する。

●シンクライアントとは

シンクライアント(Thin client)は、client(ユーザ用PC)がthin(薄い、細い)という意味の言葉で、外部記憶装置であるHDDなどを持たないPCと一般的に言われている。

10年程前、日本で企業にLAN、サーバ・クライアント・システムが導入され始めた頃に、シンクライアントの概念が登場した。代表例として、ネットワーク・コンピュータ(Network Computer)の名を挙げれば、聞いたことがある人も多いであろう。シンクライアントが提唱された背景には、業務用PCが高額であり、1人1台のLAN環境を構築する初期投資が安価にならなかったこと、及び、毎年のように更新されるアプリケーションソフトなどを、最新版に、しかも、統一的に維持していく維持費用が高額になるためであった。しかし、その後、急速にデスクトップ型PCの価格が低廉化し、また、アプリケーションソフトなどの版数管理はサーバ側から自動的に行えるようになり、シンクライアントの意義が薄れてしまった。

【執筆:NACS東日本支部テレコミュニケーション研究会】

※NACS = Nippon Association of Consumer Specialists
(正式名称:社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会)
http://www.nacs.or.jp/

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この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
https://www.netsecurity.ne.jp/14_3697.html
《ScanNetSecurity》

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