『Black Hat Japan 2005』 第2回 : 昨年のレビュー『Black Hat Japan 2004』
今年の「Black Hat Japan 2005 (http://japan.blackhat.com/)」を紹介する前に、昨年の様子を少しお伝えしたい。
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今年の「Black Hat Japan 2005 (http://japan.blackhat.com/)」を紹介する前に、昨年の様子を少しお伝えしたい。
まず、ジョニー・ロング氏の語る「Google Hacking」は、Black Hat Japan 2004では圧倒的人気のセッションであった。Googleを使ってSQL Injection Points やLogin Portals の検出、IDSのログ、パスワードデータベースのサーチなど、一見シンプルなツールで驚くべき結果が出るという報告である。会場ではワイアレスLANが使えたため、その場でトークの内容を試す参加者が多数見うけられた。
ハンドル名『シーザー』で知られるライリー・エラー氏は、毎年DEFCON期間中に開催される「Caputure The Flag (CTF: キャプチャー・ザ・フラッグ)」のシステムをデザインした人物である。CTFは、用意されたネットワーク上で、互いに相手チームサーバーに侵入を仕掛けつつ自チームのサーバーを防衛する腕を競う、実戦的なサイバー攻防戦コンテストであり、毎年そこから新しい攻撃方法や攻撃ツールなどが報告されている。エラー氏は、システムの詳細を説明しながら昨年のBlack Hat USAで観察された最先端の技術デモを紹介し、上位2チームの戦略についても語ってくれた。
他にも、セキュリティリサーチャーとして世界で一番のバグ・ハンターといわれるデヴィッド・リッチフィールド氏、環境の違いによって異なるWindowsのエクスプロイットを報告したeEye Digital Securityの鵜飼祐司氏など、多様な顔ぶれとハイエンドでディープな内容で会場をにぎわせた。
───────────────────────────────── □ Black Hat Japan 2005 Briefings 開催概要 開催地:東京 新宿 京王プラザホテル 年月日:2005年10月17日(月)〜18日(火) 受講料:84,000円(税込)/早割料金73,500円(税込) U R L :http://japan.blackhat.com/
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