サイバーセキュリティのリサーチやトレーニングなどを行うSANS Instituteが25日発表したインターネットセキュリティのレポートで、iTunesなどを狙ったハッカーが増えているとわかった。レポートによると、ハッカーによるソフトウェアの脆弱性への攻撃が増加している。それもWindowsのみではなく、人気のあるバックアップなど様々なプログラムについてハッカーが攻撃する傾向が見られる。そのため、利用者に対してソフトの脆弱性について認識する必要があると注意を促している。2005年、第2四半期に脆弱性が見つかったプログラムには・Microsoft のWindows Explorer・世界トップクラスのWindows系データプロテクションであるベリタスのバックアップソフト・コンピュータ・アソシエイツのBrightStor・Mozilla社Firefox ・オラクル社データベース・Apple社iTunesなどがある。SANSでは第2四半期、422件の新しい脆弱性を発見しているが、これは第1四半期から10.8%の上昇で、昨年同時期と比べると約2割増加している。ソフトウェアのベンダーはパッチを発行しているが、ソフトの利用者にはパッチを使っていない人が多い。【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec