NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、偽造・盗難キャッシュカードによる預金の不正引き出し対策として、損害保険会社と提携して、金融機関に対して「ATM出金ロックサービス」を提供すると発表した。同サービスは、預金の引出額を通常0円に設定(出金ロック)しておき、預金の引出時に携帯電話からロックを解除して、あらかじめ設定された引出上限額に一時的に設定を戻すサービス。ロック解除は、利用者の携帯電話から専用サイトへパスワードを入力することにより行う。ロック状態ではカードと暗証番号があっても引き出しは不可能となるため、カードの盗難や暗証番号の盗み見等による不正引き出しに対して有効な対策となる。同社は第一弾として東京海上日動火災保険と提携。東京海上日動火災保険では、金融機関における同サービス利用者の割合に応じて保険料割引を実施する。サービス開始は2005年後半より。損害保険会社との提携も順次拡大する。http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0007/0715.html