不正アクセス、情報漏洩 無線LANの危険(1) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.07.19(木)

不正アクセス、情報漏洩 無線LANの危険(1)

特集 特集

 便利なワイヤレス・ネットワークだが、セキュリティを確保しないで利用すると、犯罪に利用するために電波にただ乗りされたり、情報を盗難される恐れもある。2003年にはデトロイト郊外で無線LANによりネットワークを攻撃し、クレジットカード情報盗難を試みた3人の男性が逮捕された。

 この事件はポール・ティミンズとアダム・ボトビル、ブライアン・サルセドの3人がミシガン州サウスフィールドの店舗のネットワークから米全国規模のLowe’sの中央データセンターにアクセスを試みたというもの。最初の犯行は2003年10月25日午後11時20分頃で、11月7日までの2週間、3人は最低6回は現場に戻り、ハッキングを続けたとされている。

 FBIによると、ノースカロライナのLowe’s本社のコンピュータを攻撃し、プログラムを変更、クレジットカードの取引を不法に傍受した。さらに不正に取得したユーザーアカウントを用いて、サウスフィールドのワイヤレス・ネットワークから全国的なネットワークへのアクセスに成功。一度はカンザス、ノースカロライナ、ケンタッキー、サウスダコタ、カリフォルニア、ミシガン州と6州での店舗へアクセスしている。3人はハッキングソフトを使っており、11月5日には、悪質なプログラムをインストールすることで、カリフォルニア州ロングビーチにおけるLowe’sの売上げターミナルポイントの機能を停止させた。

 そのうちに、Lowe’sのネットワーク管理者およびセキュリティ担当者が不正侵入に気付き監視を開始、同時にFBIに通報した。サウスフィールドの店舗から300メートル以内の地点で犯行が行われていることは判明していたため、FBIの監視チームがサウスフィールドのLowe’s駐車場で張り込みを行っていたところ、アンテナを出した不審な車、そして車内に2人の男性を発見。監視を続けた。

 この車はボトビルの名前で登録されているもので、助手席にいたティミンズがラップトップコンピュータを使用、20分後に2人は作業を止め、ピザレストランへ向かった。

 翌日も2人は現場に戻ってきて、車を駐車してから運転席と助手席で2人が同時に作業しているのをFBIは目撃している。11月10日に2人は起訴され、それぞれ1万ドルの保釈金を支払って釈放されている。ボトビルはITTテクニカルインスティチュートの学生、ティミンズはミシガンのソフトウェア会社で勤務していたが、職場と学校でのみコンピュータの使用を許可するという条件での釈放だった。


【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?ssm01_ssmd
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×