英クリアスウィフトは12月14日、2004年11月度のスパムインデックスを発表した。レポートによると11月のスパムの内訳はヘルスケア関連が48.62%ともっとも多く、続いて直販商品が27.20%、金融関連9.68%、ポルノ関連3.29%、フィッシング詐欺1.55%、スパム関連0.02%、その他9.42%という結果になっている。11月の特徴として、アダルト関連スパムの新たな手口が登場したことをあげている。これは、電子メールの受信者宛に成人向け映画産業への投資を呼びかけるもので、100億ドル規模と言われる米国のアダルト市場での成功を約束する内容になっている。クリアスウィフトは「この種のスパムは迷惑メール全体の3%に過ぎないが、同じスパム行為である悪名高い419詐欺と並んで、反応しやすい受信者に対して最も大きな悪影響を与える危険性がある」と述べている。一方で、ロレックス詐欺を真似た手口がこの数週間で発見されており、11月のインデックスでは6%だが、現在ではスパムの14%を占めている。また、これからの時期、年末年始にかけて、クリスマス商戦を狙ったスパムが増加しているという。http://www.clearswift.co.jp/news/PressReleases/index.php?f=041214.dat