米RSA Securityは8月30日、シカゴ地域の大規模病院で、RSA SecurIDを使って認証を強化していると発表した。これは、医師がセキュリティの整った環境で患者の医療情報にリモート、またはモバイルでアクセスできるようにするとともに、コストの削減と医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA: Health Insurance Portability and Accountability Act)を遵守する患者のプライバシー保護を進めるため。たとえば、従来はパスワードの管理や定期的なリセットに高いコストがかかっていたが、RSA SecurID二要素認証を組み合わせることにより、医師と看護師に30以上の異なるアプリケーションへのセキュア・リモート、モバイル・アクセスを容易に提供できたという。