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2017.08.20(日)

社内でのピア・ツー・ピア(P2P)ファイル共有ソフト使用がなぜ問題か?

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>> P2Pファイル共有ソフトの使用があなたの会社に与える影響

 ピア・ツー・ピアファイル共有ソフト「Winny(ウイニー)」を開発したとされる東京大学の助手が逮捕された。それ以前にもこの「Winny」を利用して不特定多数の者が音楽、映画などの著作物を自由に複製、ダウンロードできるようにサイトを開設した者が2名逮捕されている。
 著作権法違反(公衆送信権の侵害)のほう助で起訴された同助手は現在すでに保釈されているが、この一連の騒動を通して世間がP2Pに関心を高めたことは明らかである。


■ピア・ツー・ピア

 ピア・ツー・ピア(P2P)とは、不特定多数の個人間で直接情報のやり取りを行なうインターネットの利用形態やそれを可能にする「Winny」等のアプリケーションソフトを指す。多数のコンピュータを相互につないで、ファイルや演算能力などの情報資源を共有するシステムである。従ってこのシステム自体は違法ではないし、技術革新の成果である。実際大企業・ベンチャー企業を問わずこの技術を使った合法的なビジネスを展開、企画している企業も多いのである。「P2P=悪」ととられかねない最近の逮捕劇について懸念を示す事業担当者や技術者も多い。

 実際今回の逮捕に踏み切った京都府警もその点に関しては認めており、容疑も著作権法違反(公衆送信権の侵害)ほう助の罪、つまり合法なソフトを違法行為に利用することを助けたということが逮捕の理由であり、開発した容疑者の開発意図を問題としている。今後裁判を通して、この開発者の行為については審議が進められることになるが、P2P技術の発展また、その他の新しいテクノロジの発展を阻害することにならないか注視すべき裁判となるであろう。


■ピア・ツー・ピアの普及

 しかしながら、このシステムの普及は1999年1月に発表された「Napster」。インターネットを通じて個人間で音楽データの交換ができ、タダで音楽が手に入ることから爆発的に普及したことも事実。現在「Winny」、「Napster」を含めこの種のピア・ツー・ピアファイル共有ソフトの利用者は日本で185万6千人(コンピュータソフトウェア著作権協会調査)にも上るといわれている。P2Pファイル共有ソフトを使った違法なダウンロードの実施経験者が社内に何人か存在しても全く驚くに値しないのである。


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