米アップルコンピュータは10月28日、Mac OS Xバージョン10.3および10.2.8以前におけるセキュリティホールを発表した。脆弱性は20近くにも上り、その内容もバッファオーバーフローによるシステム上でのコード実行やDoS攻撃、ファイルへの不正アクセスなど多岐にわたっている。バージョン10.3ではすべての脆弱性が解決されており、ソフトウェア・アップデートによってパッチをあてられる。しかし、10.2.8以前の環境にはパッチが提供されておらず、10.3にアップデートする以外に解決策はないというアップルの姿勢に批判の声も上がっている。