株式会社シマンテックは10月15日、2003年上半期におけるサイバー・セキュリティ動向をまとめた、「Internet Security Threat Report(インターネット・セキュリティ脅威レポート)」を発表した。このレポートは、ネットワーク・ベースの攻撃、脆弱性についての概要、不正なコードの動向をまとめたもの。同レポートによると、複合型の脅威、脆弱性、インターネット攻撃のすべてが2002年度に比べて増加している。不正なコードによる被害では複合型の脅威が60%を占め、その発生件数は20%増加しており、現在も発生頻度が最も高い脅威であるとのこと。また、脆弱性に対する攻撃者の嗜好性についての分析も紹介されており、この分析によると、新手の攻撃のうち64%が1年未満の脆弱性を狙ったものであり、さらに2003年上半期中に記録されたすべての攻撃のうち66%が "非常に深刻" に分類された脆弱性を悪用している。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/031015b.html