経済産業省、総務省、警察庁は9月18日、Microsoft Windows RPCのバッファオーバーランの脆弱性(MS03-039)を攻撃するプログラムを公開、警告を発した。これは、マイクロソフト社にて9月15日に、MS03-039を悪用したワーム作成のための攻撃プログラム(Exploit Code)が公開されたことを受けて発表したもの。今年8月に蔓延したBlasterワームもこの攻撃プログラムをもとにして作成されたものであることから、今後もBlasterワーム同様、広範な被害を及ぼすワームが出現する可能性が高い。攻撃を回避するためには早急にMS03-039対応の修正パッチを当てる必要があるとし、3者連名にて広く国民に注意喚起するとともに、関係各所に向けて速やかに対策を講じるよう要請している。