インターネット上で匿名にするために使用される人気のプログラム、Java 匿名プロキシ(Java Anonymous Proxy:JAP)に対し、裁判所命令によりバックドアが設置された。同サービスは現在、特定の、そして名前が公表されていない Web サイトに対するアクセスへの試みをログし、そのサイトにアクセスを試みる人物の IP アドレスをドイツ警察に通知している。
ユーザの IP トラフィックが陰の大物に向かうことを JAP オペレータが即座にユーザに警告したため、我々はその事実を知ることができた。"ハードウェアの不具合のため" という説明をして同サービスを数日間、停止した後、オペレータはユーザに対し、サービスの使用を続行するには同アプリケーションの "更新バージョン(すなわちバックドアが設置されたバージョン)" をインストールするよう求めてきた。