Blaster は重要なリモート・プロシージャ・コール(RPC)DCOM の不具合を悪用して脆弱な Windows マシンに感染する。その不具合を認識した時点で、我々はそれが通常の潜在的破壊力を超えていることに気付いた。
Microsoft は先月、この問題を防御するパッチを発行したが、そのパッチの導入は予想された通り、遅々として進まなかった。そのため、無名のウイルス作者たちが Blaster ワーム(AKA Lovsan、MSBlast もしくは Poza) を引っさげて現われるまで、脆弱なマシンが大量に発生することになった。そして、Blaster ワームは月曜(8月11日)の夜、蔓延して行ったのである。被害対象となったのは、脆弱な Windows 2000 と Windows XP マシンだが、Windows 2003 と NT マシンも感染の恐れがある。Windows 95 と 98 は安全と考えられている。
Mac、Linux OS/2、eComStation そして Unix コンピュータもこの Microsoft を狙った脆弱性の影響を受けない。
Blaster ワームが脆弱な Windows マシンに感染した場合、マシンがネットワークに繋がると直ちにクラッシュする。ワームは悪質なコードをダウンロードし、実行しようとするが、大量メール送信機能は含まれていない。