大日本印刷株式会社は、指紋特徴点を取り込み、ICチップ内部での指紋認証を可能とした高性能ICカード「DNP Standard-9 ADVANCE-FP」を開発した。同カードは、新開発の16ビットICチップに同社製汎用ICカード「Standard-9」のコマンドと指紋認証ソフトウェアを実装したもの。指紋センサーによって読み取られ、PCや端末上で処理された指紋特徴点をチップ内部に取り込み、チップ内部で照合を行うため、盗聴などによる指紋特徴点の流出を完全に防ぐことができるのが特長。4月よりサンプル出荷、8月より製品出荷を開始する予定。システム予定価格は、100クライアントで総額約410万円、1000クライアントで3270万円。http://www.dnp.co.jp/jis/news/2003/20030304.html