アイ・ディフェンス・ジャパンからの情報によると、Red Hat社のLinuxシステムでは、ユーザの電子メール受信箱のデフォルト許可にセキュリティ上の欠陥が存在する。デフォルト設定のMaildirメール受信箱フォーマットを使用すると、ユーザが所有する/var/spool/mailなどのディレクトリにファイルが作成される。着信した電子メールはこのファイルにコピーされ、ユーザによるアクセスが可能になる。残念ながら、Red Hat Linuxのデフォルト設定では、ファイルを所有するグループにもこのファイルの読み取り・書き込み許可が付与される。public(共有)グループで一次グループメンバーシップを持つユーザを作成すると、同一グループの他ユーザも新規ユーザの電子メールを読み取り、編集し、削除できるようになる。