【詳細情報】金融界に被害をもたらしたSlammerワーム | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.12.14(金)

【詳細情報】金融界に被害をもたらしたSlammerワーム

◆概要:  韓国政府は、Slammerワームから受けた被害の推定額をまだ公表していないが、2003年1月27日付のレポートによると、韓国の保険会社を代表する協会は、当該ワームが引き起こした被害に対して約860,000米ドルを支払わなければならないと述べた。

国際 海外情報
◆概要:
 韓国政府は、Slammerワームから受けた被害の推定額をまだ公表していないが、2003年1月27日付のレポートによると、韓国の保険会社を代表する協会は、当該ワームが引き起こした被害に対して約860,000米ドルを支払わなければならないと述べた。

 韓国のブロードバンド加入者率は世界最高を誇るため(ID# 114311, January 26, 2003)、このSlammerワームによって最大規模の被害を受けた。KOSPI(韓国株価総合指数)は2.7%下落して取引を終え、過去3カ月の最安値を記録した。取引高も過去13ヵ月で最低であった。このワームの悪影響は他のアジア地域の株式市場でも一部見られるが、攻撃が仕掛けられたのが週末であったため被害は少なくて済んだ。

 韓国の金融市場では、インターネットサービスプロバイダの株価が暴落した一方で、ウェブセキュリティ会社の株価が上昇した。インターネットセキュリティ関連の会社の株価は19.42%上がり、インターネットセキュリティシステムズ社の株価は26%上昇した。

 韓国が最大規模の被害を受けた一方で、他のアジア地域の国でもインターネットが一部麻痺した。中国で全国規模のサービス提供を行うプロバイダChina Telecom社は、週末にかけて海外ネットワークとの接続を切断し、そのアクセスは現在も制限を受けている。インドにおいても、ワームの原因によるサービス提供の遅延修復に懸命である。

 欧米はこの攻撃からほとんど影響を受けていない。


◆情報ソース:
・CNet ( http://news.cnet.com/investor/news/newsitem/0-9900-1028-20818169-0.html ) , Jan. 25, 2003
・iDEFENSE Intelligence Operations, Jan. 25, 2003
・ZDNet News ( http://zdnet.com.com/2100-1105-982210.html ) , Jan. 27, 2003

◆キーワード:
 Incident: Hack South Korea

◆分析:
 (iDEFENSE 米国) 中国、インド、韓国など、海外へのネットワークの外部アクセスポイント数が少ない国が、大きな被害を受けたようだ。現在、インターネットの利用が正常レベルに戻りつつあるため、攻撃による被害から回復に向かっているように見える。しかし、新たな亜種などワームが増殖する可能性がある。iDEFENSEでは、Slammerワームを継続して監視および報告する。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
  アイディフェンス社の iAlert サービスについて
  http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
  情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【03:11 GMT、01、28、2003】
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊20年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×