セキュリティホールを発見、報告する専門家は、ハッカーよりはるかに勤勉であるか、逆に利用しているようである。Webサイトや電子メールには、数千のセキュリティホールが存在するにもかかわらず、ほとんどのユーザーはバージョンアップを行おうとしない。実際、2002年に報告されたハッキングはごく少数だった。KlezやLinux Slapperワームの流行はあったが、セキュリティーホールは減ったように感じる。しかし、セキュリティホールの危険性を指摘する専門家は、同時に対策のための開発が間に合わないことと、対策ソフトメーカーが恐怖感を植え付けることで利益を得ていることを認めている。専門家たちが真剣な立場でセキュリティホールを探しているのかを疑問に思う。