アイ・ディフェンス・ジャパンからの情報によると、Liotenは新型のネットワーク攻撃ワームで、現在拡散中である。サイズは16,896バイトで、一般的に電子メールなどのファイル共有手段を介して他のコンピューターに感染する。このワームはMicrosoft Visual C++でプログラミングされ、UPXで圧縮されている。実行されると、Windows NT, Windows 2000, Windows XPおよび.NETの脆弱なセキュリティ設定を悪用して、他のコンピューターへの感染を試みる。Lioten は、ランダムなIPアドレスをターゲットにし、100種類のスレッドを作成するほか、システムクロックを利用してシード値を生成する。さらに、簡単な総当り攻撃を実行して、パスワードを使ったリモート共有へのアクセス取得を試みる。