xinetd(eXtended InterNET services daemonの略)は、サービス拒否(DoS)攻撃のリスクを軽減するために、不正侵入に対するセキュリティを提供するものである。xinetdは、特定のコンピューターでアクセス権を構成することを可能にする。最近では、レッドハット社がxinetdに存在する問題を修正するRed Hat Linux 8.0のアップデートを発表している。問題は、信号パイプからxinetdによって開始されるサービスに対し、ファイル記述子がリークするというもの。攻撃者は、これらのファイル記述子を使用して直接xinetdと通信し、xinetdをクラッシュさせることが可能となる。
◆情報ソース: ・Debian Project (DSA-151-1), Aug. 13, 2002 ・MandrakeSoft Inc. (MDKSA-2002:053), Aug. 26, 2002 ・Red Hat Inc. (RHSA-2002:196-09), Oct. 14, 2002 ・Red Hat Inc. (RHSA-2002:196-19), Dec. 02, 2002
◆キーワード: Red Hat: Linux 7.2 Red Hat: Linux 7.1 Red Hat: Linux 7.0
・2.3.7以前のXinetdで脆弱性が確認されている。ただし、2.3.4以前のバージョンではパイプが存在しないため、この攻撃に対し脆弱ではない。 ・Debian 3.0で脆弱性が確認されている。 ・i386及びPPCのMandrake 8.2で脆弱性が確認されている。 ・Red Hat Linux 7.0、7.1、7.2、7.3、8.0で脆弱性が確認されている。