株式会社シマンテックは12月2日、2002年11月度の月間ウイルス被害ランキングを発表した。レポートによる11月の国内被害の1位は、先月と引き続き「W32.Klez」で件数は538件。続く2位は「W32.Bugbear@mm」、3位は「VBS.LoveLetter」、4位には「W32.Opaserv」が挙がった。今月は、11月4日に発見された「W32.Brid.A」による被害が急速に広まったことが特長。上位10位には入らなかったものの、全世界では14位に、国内では15位にランクインされた。また、Bridウイルスの登場にともない、1999年11月に発見された「W32.FunLove」の被害が急増し、国内では被害件数6位となった。これは、Bridがワームの中にFunLoveを取り入れた構造で、ワームが実行されると両方の被害を受けてしまうためだという。最近、このような既知のウイルスを自身に取り込んだワームが目立っており、注意が必要としている。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year02/021202.html