TrendMicro EPSは、「ウイルスが発生したら対策を行う」のではなく「予防策として詳細情報を提供し、感染拡大を防ぐ」というスタイルのソリューションだ。同社では予防から復旧までの流れを「ウイルスアウトブレークライフサイクル」と名付け、3つのフェーズ、7つのステップに細分化している。そして、このサイクルを一元管理するのが「TrendMicro Control Manager(以下、Control Manager)」というソフトウェアだ。
Control Managerがウイルスのアウトブレークを防いでいる間に、新種ウイルスがTrendLabsによって解析され、対応したパターンファイルが配布される。次のパターンファイルのアップデートとネットワーク上のPCの検索、駆除の作業が2つ目のフェーズとなり、「スリート ベースド スキャニング」と呼ばれる検索技術を採用している。