アイ・ディフェンス・ジャパンからの情報によると、MP3ファイルを削除しようとするLikunワームの2つの亜種が発見された。Likun.Aは2,394バイト、Likun.Bは1,495バイトであり、通常、電子メールなどのファイル共有媒体を介して他のコンピューターに拡散する。Likun.Aが第1の亜種で、実行されると、Windowsディレクトリーにwin32dll.vbsとして自己コピーを保存する。Likun.Aは、Windowsの起動時に実行されるよう、また、Windowsが起動するたびにWindowsをシャットダウンするよう、Windowsのレジストリキーも変更しようとする。Likun.Aは、全てのローカルドライブ、マップされたネットワークドライブの全てのサブディレクトリー上でのMP3ファイルを削除しようとする。自己の大量メール送信も仕掛けようとするが、コードのエラーによって失敗する。Likun.Bは、Likun.Aと同じファイル、自動起動レジストリ項目を作成し、MP3ファイルを削除しようとする。ただし、2番目のレジストリ項目を作成したり、自己の大量メール送信を仕掛けようとしたりはしないようである。※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。 アイディフェンス社の iAlert サービスについて http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml 情報の内容は以下の時点におけるものです 【12:29 GMT、11、19、2002】