「Slapper」同様、OpenSSLの脆弱性を利用したウイルス「Linux.Devnull」が発見された。 このウイルスに感染したマシンは、早稲田大学のWEBサーバに設置されたシェルスクリプトのダウンロードを試みる。このスクリプトは、同じWebサーバーよりGZIPファイルをダウンロードし、そこに圧縮されているIRCクライアントを解凍し実行するコードが記述されている。 また、このスクリプトは、別のEXEファイルと、C言語のソースファイルを含んだファイルをダウンロードする。これらのファイルは、自動でソースのコンパイルが実行され、コンパイルされたプログラムによりOpenSSLの脆弱性が残っているWebサーバーの検索を開始。脆弱性のあるシステムを発見すると、スクリプトファイルを送信し、リモートよりこれらのプロセスを繰り返し実行する。 なお、日本エフ・セキュアでは、早稲田大学に対しこのウイルスの存在を通知し、現在Webサーバー上のファイルの削除するよう手配している。なお、一旦削除に成功すれば、このウイルスの感染は停止するため、今後の拡大は防げるとのことだ。日本エフ・セキュアhttp://www.f-secure.co.jp