◆概要: Apache Software FoundationのTomcatサーバーとデフォルトで標準出荷されているクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱をもつ複数のウェブページに対して暫定処置が存在する。様々なエラー、見本ページに、攻撃者が悪用可能なXSSの欠陥が含まれている。◆情報ソース: ・Vuln-Dev (Skinnay skinnay@skinnux.com), Aug. 21, 2002◆キーワード: Apache: Tomcat◆分析: (iDEFENSE米国)管理者は必ず、ウェブサーバーと一緒に出荷された見本ページ、その他関連する不要なコンポーネントを削除すべきである。◆検知方法: Apache Tomcat 4.1の様々なバージョンで脆弱性が報告されている。ただし、一部のプラットフォームはエラーを発生させるが、他のプラットフォームはXSS攻撃用データを発生させる。http://example.com:8080/666%0a%0a<script>alert("asdf");</script>666.jsp.といったURLを用いて、サイトをテストできる。◆暫定処置: 製品サーバーのサンプルコンポーネントを削除するか、信頼できるシステム、ユーザーにのみアクセスを制限する。「ローカル」のHTTP_REFERRERのみ使用できる(すなわち、外部サイトから直接リンクできない)よう、エラー生成スクリプトへのアクセスを制限すべきである。HTTP_REFERRERはクライアントによるなりすましが可能なことに留意する。ただし、攻撃者が偽のヘッダーを含むURLを作成し、それをクライアントが使用する可能性は低い。他にも、エラーページを非動的ページに置換できる。※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。 アイディフェンス社の iAlert サービスについて http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml 情報の内容は以下の時点におけるものです。 【17:32 GMT、08、23、2002】