◆概要:
英国政府のコンピューターセキュリティ・アドバイザーによれば、同国の重要な国有インフラストラクチャーが、サイバーテロリズムによる「甚大な被害」を受ける危険性がある。英国National Infrastructure Security Coordination Centre ディレクターを務める
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◆概要: 英国政府のコンピューターセキュリティ・アドバイザーによれば、同国の重要な国有インフラストラクチャーが、サイバーテロリズムによる「甚大な被害」を受ける危険性がある。英国National Infrastructure Security Coordination Centre ディレクターを務めるStephen Cummings氏が、同国の新聞The Guardian に語ったもの。
The Guardianは、同センターを「内務省に所属する、知名度の低い組織。コンピューターネットワークの脅威に対する政府機関と企業の注意を喚起するため、3年前に設立されたもの」と説明している。Cummings氏によれば、アルカイダなどのテロリストグループはサイバー攻撃の可能性を認識しているものの、これを実行に移すための十分な能力を備えていない。
Cummings氏のコメントは、 2002年6月27日付のWashington Post に掲載された、"Cyber-Attacks by al Qaeda Feared"(アルカイダによるサイバー攻撃の危険性)という記事を思い出させる。この記事によれば、「ある政府エキスパートは、サイバースペースにおけるアルカイダの目的とスキルを検討した結果、テロリストたちはインターネットを武器とした残忍な攻撃を仕掛ける寸前であるという結論に達している。」