メキシコ大統領のウェブサイトに対する仮想座り込みが計画される | ScanNetSecurity
2021.12.09(木)

メキシコ大統領のウェブサイトに対する仮想座り込みが計画される

◆概要:  Electronic Disturbance Theater(EDT)は、他のサイバー活動家グループと協力して、ビンセンテ・フォックス(Vincente Fox)大統領の公式ウェブサイトを攻撃して、メキシコ政府に対する仮想座り込みを開始した。抗議活動は2002年5月31日13:00 GMTから6月1日

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◆概要:
 Electronic Disturbance Theater(EDT)は、他のサイバー活動家グループと協力して、ビンセンテ・フォックス(Vincente Fox)大統領の公式ウェブサイトを攻撃して、メキシコ政府に対する仮想座り込みを開始した。抗議活動は2002年5月31日13:00 GMTから6月1日16:00 GMTまで行われる。攻撃されている主なウェブサイトは http://www.presidencia.gob.mx/ である。

 このサイバー抗議活動に参加した活動家は、フォックス大統領のプエブラ=パナマ計画(Plan Puebla Panama)の支持に反対している。計画では、水力発電ダム、金及びウラン鉱山、高速道路、石油採取のためのプラットフォームの建設を予定している。また、生物調査と森林開拓を両立させるため、さまざまな国籍の企業から意見を求めている。多くの活動家は、これらのプロジェクトが計画地域に住むメキシコ原住民の権利を侵害すると主張している。また、活動家は、メキシコ政府が将来の土地開発について原住民に意見を求めたり、政府計画が原住民に及ぼす可能性のある影響について通知したりする予定がないことを懸念している。メキシコが調印した、独立国における先住民及び部族民に関する国際労働機関第169号条約(International Labor Organizations' Convention 169 on Indigenous and Tribal Peoples in Independent Countries)は、これらの権利を保障していると活動家は述べている。

 5月30日07:11 GMT頃、EDTのメンバーはサイバー活動家に対し、フォックス大統領にちなんで名付けられたFoxfloodという分散サービス拒否攻撃ツールの電子メール配信を開始した。ツールの配布を担当しているEDTのメンバーは、ダウンロードできるようにツールをウェブサイトのさまざまな場所に掲載し、掲載したURLをEDTの窓口に返信するよう要請した。サイバー活動家グループのElectrohippies Collectiveも、EDTからFoxfloodのコピーをウェブサイトに掲載するよう求められた。現在、Electrohippiesがイスラエル政府の主ウェブサイトに対する仮想座り込みを行っている。尚、この仮想座り込みは2002年4月15日に開始された(ID# 108670, April 15, 2002)。

 Foxfloodは、1948年12月10日に国連で採択され、メキシコも調印した世界人権宣言のスペイン語版からの無作為な単語を以下のフォーマットでLOGICOS検索スクリプトに絶えず送信することで、ウェブサイト、
http://www.presidencia.gob.mx を攻撃する。

GET /?LOGICO=[random word]+[random word]+[random word]+[random
word]+[random word]&P=40&SubTipo

 LOGICO検索フォームは http://200.57.34.35/?P=40 で入手可能。当該検索フォームでは、AND演算子を用いてブール検索を行う。よって、入力された全ての語句を検索する。5月30日19:00 GMT現在、FloodfoxはECDの主ウェブサイト、 http://www.thing.net/~rdom/ecd/ecd.html には掲載されていなかった。

◆情報ソース:
・ iDEFENSE Intelligence Operations, May 30, 2002
・ iDEFENSE Labs, May 30, 2002
・ Independent Media Center
( http://chiapas.indymedia.org/display.php3?article_id=102471 ),
April 23, 2002
・ United Nations Department of Public Information
( http://www.unhchr.ch/udhr/miscinfo/carta.htm ), Dec. 01, 1997
・ Electronic Disturbance Theater
( http://www.thing.net/~rdom/ecd/ecd.html ), May 30, 2002
・ Mexico De La Presidencia De La Republica
( http://www.presidencia.gob.mx/ ), May 30, 2002

◆分析:
 (iDEFENSE米国)Foxfloodはサービス拒否攻撃ツールとして設計された。しかしながら、単純なシングルスレッドアプリケーションであるため、大勢の活動家が同時に使用しない限り、当該ツールがウェブサイトをダウンさせる可能性は低く、速度を落とす可能性すら低い。よって、EDTが他のグループから大勢の活動家たちをこの仮想座り込みに参加させられない限り、サイトでは若干のサービスの低下が見られるだけだと推測する。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
  アイディフェンス社の iAlert サービスについて
  http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
  情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【11:44 GMT、05、31、2002】
《ScanNetSecurity》

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