アイ・ディフェンス・ジャパンからの情報によると、Debianが、Etherealでの複数のセキュリティ問題の部分修正プログラムを出荷し、0.8.0以降のセキュリティ更新プログラムを0.9.3パッケージにバックポートした。当該脆弱性を利用して、リモート攻撃者は、被害者のシステムで任意のコードを実行できる。ただし、Debianでは、新たなセキュリティ問題に対処した0.9.4からの更新プログラムをバックポートしていないため、Etherealは引き続き脆弱な可能性がある。尚、0.9.3で修正された脆弱性は、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE:一般的な脆弱性と暴露性)の論説委員会からCAN-2002-0353という名前が付けられている。