ISPが抱えるネットワークの物理的な脆弱の問題 | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

ISPが抱えるネットワークの物理的な脆弱の問題

◆概要:
 IPS(インターネットサービスプロバイダー)の大半は今でも他のネットワークプロバイダーへの光ファイバー回線の物理冗長性を最小限にしている。ほとんどの場合、複数のネットワークに接続しているISPは、1本の物理光ファイバー回線だけでネットワークをネッ

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◆概要:
 IPS(インターネットサービスプロバイダー)の大半は今でも他のネットワークプロバイダーへの光ファイバー回線の物理冗長性を最小限にしている。ほとんどの場合、複数のネットワークに接続しているISPは、1本の物理光ファイバー回線だけでネットワークをネットワークアクセスポイント(NAP)やMAE-West、MAE-East、LINXといったインターネットエクスチェンジに接続している。このように、ISPは未だケーブルインフラに対する物理的な攻撃、火災や建築といった事故に対して脆弱である。

◆情報ソース:
・ Nanog Mailing List (Justin Streiner, streiner@stargate.net ),
April 24, 2002

◆分析:
 先日、AT&Tでは同社のアレゲーニーセンター付近でファイバーが切断され、複数のOC-48接続が不通になり、複数のISPへのサービスに影響が出た。ISPを選択する際、そのISPが複数の接続回線を所有しているか、複数の物理ファイバーが別個の独立した経路に敷設されているか確認する。一般的には、橋や鉄道用地といった、大量のケーブルが敷設されている狭い箇所が問題となる。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
  アイディフェンス社の iAlert サービスについて
  http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
  情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【15:15 GMT、04、25、2002】
《ScanNetSecurity》

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