3月18日、アクセスログ解析ツール analog に管理者を攻撃できるクロスサイトスクリプティング脆弱性が発見された。この問題により、悪意のあるサイトへのユーザーや、Cookieの漏洩などが発生するおそれがあるため、日本 Analog ユーザー会が、この問題に関する報告を行っている。 日本 Analog ユーザー会によると、クロスサイトスクリプティングの脆弱性は、4.16、4.90beta2、5.01、5.21の各バージョンで確認されており、マルチバイト言語の出力制御に原因がある。そのため、 1.レポート中で「リクエスト不成功レポート」を生成するようにしている 2.HTML形式でレポートを生成している 3.日本語でレポートを生成している もしくは,Analog-JP で配布している日本語化パッチを適用している. などの環境を利用している場合、クロスサイトスクリプティングを引き起こすことが出来る。 なお、この問題の対処方法についても報告されており、5.22以上へのアップグレードやパッチの適用などの情報掲載されている。しかし、JISコードでの出力がサポートされない問題が発生するため注意が必要である。ただし、どうしてもJISコードでの出力が必要な場合の暫定処置として、「リクエスト不成功レポート」を生成しないことで対処することが可能だ。http://jp.analog.cx/security/sec20020318.html(詳しくはScan および Scan Daily EXpress 本誌をご覧ください) http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtmlhttp://shop.vagabond.co.jp/m-sdx01.shtml