◆概要: ブッシュ大統領の新しいサイバーセキュリティ諮問委員会による報告がこの夏に予定されており、米国のネットワークインフラ保護計画の詳細が発表される。 この3月11日に発表された米国の重要インフラストラクチャ保護委員会(CIPB:Critical Infrastructure Protection Board)副委員長Howard Schmidt氏のコメントによると、この報告では、パブリックネットワークとプライベートネットワーク両方に対する安全性向上に政府が果たす役割の説明と、新しく制定される規制内容が発表される予定。 同氏のコメントによると、この委員会は、悪意のあるコードをトラッキングする事件報告センターを設置し、ネットワークセキュリティ教育プログラムを開発する予定だと語った。 CIPBは昨年9月11日に発生したテロ事件後に設立されており、国家安全保障局と内務省に応対する。◆情報ソース:・ Federal Computer Week( http://www.fcw.com/fcw/articles/2002/0218/web-plan-02-21-02.asp ), Feb. 21, 2001・ Network World Fusion( http://www.nwfusion.com/news/2002/0312cybersec.html ), March 12, 2002◆分析:(iDEFENSE 米国)ブッシュ政権のホワイトハウス内からの匿名情報により入手した情報から米政府がサイバーセキュリティに関する計画の概要発表を予定している事は明らかであるが時期についてははっきりしていない。(ID# 107748, Feb. 25, 2002)。 この報告は、政府機関がサイバーセキュリティを国家の安全保障に対してどれだけ重要視しているかを示している。また、米国民を監視するために、ネットワークコンピューターの使用を増加させる政府の意向を示すものでもある。※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。 情報の内容は以下の時点におけるものです。 【20:35 GMT、03、12、2002】