米IBM 社と米VeriSign 社は1月22日、電子ビジネスに対応したセキュリティ・サービスの提供を目指し協力関係を締結すると発表した。『Entitlements Management Service』と称される新サービスは、VeriSign 社のPKI サービスとIBM 社のセキュリティ管理およびアクセス制御ソフトウェアを含む製品『Tivoli Policy Director』を統合することで、世界の大手企業に電子ビジネスの安全性を提供する予定だ。新サービスは、企業のイントラネット、エクストラネット、ウェブサイトの安全性を支援し、オンライン認証、ウェブ・シングル・サインオン、デジタル署名、権限認定、ポリシー管理といった機能を組み合わせる。 IBM 社の包括的セキュリティ・ソリューション担当副社長Elizabeth Primrose-Smith 氏は「今回の提携により、内部システムにオンライン・セキュリティ・サービスを頼るのではなくIBMデータ・センターから管理することが可能になるだろう。当社は、成長著しいセキュリティ・サービス市場のシェア獲得を目指す」と述べた。IBM 社は統合技術を提供する他にセキュリティ・サービスをサポートするために設計されたデータ・センター用のコンピュータ・システムも提供する予定だ。またVeriSign 社は電子認証技術を提供する一方、IBM 社の膨大な顧客ベースの恩恵に浴することになる。