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2018.06.23(土)

アンチウイルス・ソフト会社、FBI との協力関係を否定

国際 海外情報

 11月下旬、米連邦捜査局(FBI)が監視プログラムMagic Lantern を開発しているという記事が報道された。それを受けて、セキュリティ会社のSymantec 社とNetwork Associates 社の広報担当者は、自社製品に穴を開けるなど変更を加えてまでFBIに協力する気はない、と言明している。Trend Micro 社やSophos 社も同様の声明を発表した。Magic Lantern は、トロイの木馬ウイルスとよく似ているソフトウェアで、電子メールを介して自身を密かにインストールしキーロガー(ユーザのキーストロークを記録するもの)を設定する。前述の4社は、現在(12月10日)のところMagic Lantern の件で米政府から要請や問い合わせなどを受けていない、と述べている。FBIは12月12日、Magic Lantern を開発していることを認めてた。

 Symantec 社のCEO(最高経営責任者)John W. Thompson 氏は「当社の最優先事項は、悪質な攻撃から顧客を守ることで、当社の製品に穴を開けることではない」と述べ、またNetwork Associates 社のTony Thompson 氏は「ウイルスのない安全な通信環境を提供するのが我々の仕事だ。セキュリティ侵害に繋がるようなことは、一切するつもりはない」と断じた。

 セキュリティ専門家は「仮にアンチウイルス・ソフト開発会社が自社製品に問題のプログラムMagic Lantern 用の穴を開けた場合、悪質なハッカーもその穴を利用しようとするだろう」と警告した。さらに、New Haven 大学のコンピュータ犯罪捜査に詳しいFred Cohen 教授も「FBIへの協力のために穴をつくって脆弱にするということは、悪質なハッカーを含めた全ての人たちに対しても脆弱であるということだ」と指摘した。

《ScanNetSecurity》

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