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2018.09.19(水)

新しい暗号標準を採用(米商務省)

 米商務省は12月4日、1977年に制定されたDES に代わって新しい暗号標準AES(Advanced Encryption Standard)を採用することを明らかにした。新しい暗号標準AES は、米政府および民間企業により採用され、ATM 現金引き出しからオンライン決済、重要な電子メールまで多岐

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 米商務省は12月4日、1977年に制定されたDES に代わって新しい暗号標準AES(Advanced Encryption Standard)を採用することを明らかにした。新しい暗号標準AES は、米政府および民間企業により採用され、ATM 現金引き出しからオンライン決済、重要な電子メールまで多岐にわたる領域のプライバシーやセキュリティ強化に役立つと見られている。

 米商務省のDon Evans 長官は報道発表資料で「AES は基幹情報インフラの防御および米国市民に関する個人情報のプライバシー保護に役立つだろう」と述べた。米商務省管轄のNIST(国立技術標準化局)の科学者らが4年の歳月をかけて様々なアルゴリズムを試した結果、二人のベルギー人科学者Joan Daemen 氏とVincent Rijmen 氏が開発した暗号システムRijndael がAES に選ばれた。その二人の科学者の名に因んで付けられたRijndael は、128/192/256ビット暗号鍵を用いて乱数を生成することでデータ通信にスクランブルをかける。

 20年前に採用されたDES 暗号方式は56ビット鍵に依存しており、72×10の15乗通りの組み合わせを提供する。他方、新しい128ビット鍵は340×10の36乗通りの組み合わせが可能となる。1990年代後半、ある研究者が数時間で56ビット鍵を回復するマシンを開発しDES はクラックされた。NIST によると、たとえ1秒で56ビット鍵を回復することが可能なマシンを使用したとしても、128ビットAES 鍵をクラックするにはおよそ149兆年かかると推計される。米商務省は新しい暗号標準に関し「今後20年は、破られることはないだろう」と予測している。

《ScanNetSecurity》

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