オーストラリアのInterSect Alliance 社がセキュリティ監視およびイベントのログ記録サブシステムを統合した初のLinux OS 対応セキュリティ製品を開発した。同社によると、新製品Snare (System iNtrusion Analysis and Reporting Environment) はシステム監視およびホストベースの不正侵入検知にかかるコストの削減、設定プロセスの単純化、リソース要件の軽減、エンドユーザへの有意義な報告の実現を目指し開発された。また、Snare はシステムとユーザの行為を監視することで、企業が疑わしい行為を検知する能力を強化することができるという。 同社のセキュリティ・コンサルタントLeigh Purdie氏は同製品に関し「ネットワークベースの不正侵入検知システム用に開発されたソースコードはあったが、ホストベースの不正侵入検知システムコードをリリースするのは今回が初めてだ」と述べた。そして「これまではSnare のようなコードが開発されなかったために、オーストラリアでは企業のLinux導入が遅れていたのだ。Snare を市販用ソフトウェアではなくオープンソース・ソフトウェアとしてリリースすることにより、企業のLinux 導入に拍車がかかることを望んでいる」と付け加えた。