【無料ツールで作るセキュアな環境(41)】〜OpenSSH 1〜(執筆:office) | ScanNetSecurity
2020.10.30(金)

【無料ツールで作るセキュアな環境(41)】〜OpenSSH 1〜(執筆:office)

 前回までは暗号通信方式としてSSLを用いたツールを紹介してきたが、今回からSSH(Secure SHell)に関連するツールついて解説していきたい。最初はまずSSH利用の中核となるOpenSSHについてである。

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 前回までは暗号通信方式としてSSLを用いたツールを紹介してきたが、今回からSSH(Secure SHell)に関連するツールついて解説していきたい。最初はまずSSH利用の中核となるOpenSSHについてである。

[概要]

 SSHは1995年にフィンランドのタトゥ・ウロネン(Tatu Wlonen)氏によって開発された、より安全な通信方式である。通信径路上での通信情報の盗聴、特に多くのアプリケーションプロトコルでは全く保護されていない認証時のパスワード情報の盗聴が防がれていることに特徴がある。また同時にサーバの成りすまし(IP spoofingやDNS spoofing)などを防ぐことができる。SSHを利用することによってtelnet、rlogin(リモートログイン)、rsh(リモートシェル)、rcp(リモトファイルコピー)、ftpなど危険な通信方式のネットワーク用ツールを安全なものに置き換えることができ、さらにVPNを構築することもできる。

 タトゥ・ウロネンの開発するSSHは後にSSH Communications Security [1]の製品となって、現在も広く利用されている。一方Open BSDのメンバー達は、タトゥ・ウロネンの配布していたSSHがフリーだった頃のssh-1.2.12を元に、1999年に完全にフリーなBSDライセンスによってOpenSSH [2]を開発した。そしてOpenSSHはOpenBSDだけではなく、FreeBSD、NetBSD、Linux、Solaris、AIX、IRIX、HP/UXなど多くのOSで利用できるよう移植されており、またこれを元にWindowsやMac、さらにはWindowsCEやPalmにまでSSHの機能が利用できるツールが開発されている。

 なお、OpenSSHはOpenSSLのライブラリに依存しているので、OpenSSHをインストールするにはOpenSSL 0.9.5a以上がインストールされている環境が必要である。

[インストール]

 OpenSSHは商用配布されているディストリビューションなどには最初から含まれているはずであるが、比較的新しいバージョンである OpenSSH 2.3.0 にも深刻なセキュリティホール[3]が発見されているので、最新版のものを利用するように心がけたい。現在の最新版は3.0(OpenBSD以外の移植版は3.0p1)である。ダウンロードは

ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/openssh-3.0.tgz
ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/portable/openssh-3.0p1.tar.gz
からできる。インストールはダウンロードしたファイルを適当な作業ディレクトリに入れ、そこで

$ tar zxf openssh-3.0p1.tar.gz
$ cd openssh-3.0p1
$ ./configure
$ make
$ su
# make install

とすればよい。

office
office@ukky.net
http://www.office.ac/

[1] http://www.ipsec.co.jp/
[2] http://www.openssh.org/ja/index.html


(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm

《ScanNetSecurity》

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