編集部注: この記事は、【16:48 GMT、10、31、2001】に配信されたものです。 その後、DoS攻撃ではなく、Nimda の亜種である Nimda-E によるものとの説もでています。概要: メディアの報告によると、ニューヨークタイムズ紙のインターネット接続が、2001年10月31日に、大規模なサービス妨害 (DoS) 攻撃を受けたとのこと。攻撃の影響は、数時間にも及んだという。同社のネットワーク管理者、テリー・シュワドロン氏から社員あてに出されたメールによると、事件は悪意のある攻撃だったかどうかは確認できていないものの、「それを否定できる説明もなさそう」 とのこと。 ニューヨークタイムズ紙のスポークスマンによると、同社の関係者は、まだ問題の原因を突き止めていないとのこと。尚、この問題では、同社のウェブサイトは影響を受けておらず、一部社員のインターネット接続のみに影響がでたようだ。情報ソース:Reuters Oct. 31, 2001http://news.zdnet.co.uk/story/0,,t269-s2098360,00.htmlAP Online, Oct. 31, 2001分析: この DoS攻撃が、9月11日のテロ事件に関連している、あるいはニューヨークタイムズ紙自身が2件の被害を受けている炭疽菌騒動に関連しているという証拠は、今のところない。しかしながら、今回のDoS攻撃のタイミングは、非常に不審だ。また、攻撃がウェブサイトでなく、社内のインターネット接続に対するものであったことが、若干不安を高める。他の原因が見つからない限り、この事件はサイバーテロの例であるかもしれないし、あるいは社内からのインサイダー攻撃であるかもしれない。(詳しくはScan本誌をご覧下さい) http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです【16:48 GMT、10、31、2001】