大規模な同時多発テロが米国を襲う(2001/09/11付 iDEFENSE社提供) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

大規模な同時多発テロが米国を襲う(2001/09/11付 iDEFENSE社提供)

 米国数箇所で、同時多発テロ攻撃が発生した。現在も各種ニュース機関は、ニューヨーク、ワシントン、及びペンシルバニア州での攻撃について報道を続けている。連邦航空局 (Federal Aviation Agency)は米国内全ての空港を閉鎖した。また、ニューヨーク、ワシントンDC

国際 海外情報
 米国数箇所で、同時多発テロ攻撃が発生した。現在も各種ニュース機関は、ニューヨーク、ワシントン、及びペンシルバニア州での攻撃について報道を続けている。連邦航空局 (Federal Aviation Agency)は米国内全ての空港を閉鎖した。また、ニューヨーク、ワシントンDCの陸上交通網は、非常に混雑している。幾つかの連邦政府の建物は閉鎖され、人員の避難が行われた。

 全国のインターネット及び通信インフラは、情報を入手しようとする人々によって混雑している。ほとんどのインターネットアクセスは機能しているが、特にニュース関係のサイトを含む幾つかのサイトは、アクセス集中により圧倒されている。ネットワークモニター会社各社によると、今のところサイバー攻撃の兆候はなく、ネットワークは正常に稼動しているとのこと。

 電話会社各社は、交信の増加を報告している。ニューヨーク・ワシントン地区に多くの顧客をかかえ、全米で約2,800万人の顧客を保有する Verizon Wireless社のスポークスマンJim Gerace氏は 「通信量が増加したことで、容量の問題が生じている。現在、隣接ネットワークの通信容量を世界貿易センターの周辺に転送しようとしている」と Bloomberg.comに語った。

 また、Verizon Communications社のスポークスマン Peter Thonis氏が Bloomberg.comに語ったところによると、電話回線は「まだ稼動しているが、非常に混雑している」とのことである。Thonis氏によると、通話接続を試みても話し中となる可能性があるとのこと。

 管理者は、電話の使用を緊急用のみに制限するよう、従業員に奨励する必要がある。また、この物理的なテロ攻撃と同時に統制されたサイバー攻撃が計画されているという情報は、今のところ入ってきていない。しかし、多くのセキュリティ管理者がテレビの前に釘付けになっているであろうこの混乱時を、ハッカーが利用する可能性も否定できない。よって、管理者はできる限り、全てのネットワーク及びコンピュータをモニター・保護する必要がある。

 iDEFENSE社は引き続き状況をモニターし、必要に応じて追加 Flash情報を提供する予定である。

情報ソース:
DEFENSE Intelligence Services(2001/09/11)
Bloomberg(2001/09/11)
http://quote.bloomberg.com/fgcgi.cgi?ptitle=Technology%20News&T=markets_bfgcgi_content99.ht&middle=ad_frame2_all&s=AO54oPxYVQ2Fycmll

Global Security News(2001/09/11)
http://www.globalsecuritynews.com

《ScanNetSecurity》

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