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2018.09.21(金)

ハッキングの影響で、一時的に株売買停止(米Brass Eagle 社)

 悪質なハッカーがペイントボール・メーカBrass Eagle 社のウェブサイトに不正侵入し、偽の決算報告書を電子メールで大量に送信する事件が8月23日に発生した。それにより、米ナスダック株式市場は2時間以上にわたり、同社株の売買停止を余儀なくされた。Brass Eagle 社

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 悪質なハッカーがペイントボール・メーカBrass Eagle 社のウェブサイトに不正侵入し、偽の決算報告書を電子メールで大量に送信する事件が8月23日に発生した。それにより、米ナスダック株式市場は2時間以上にわたり、同社株の売買停止を余儀なくされた。Brass Eagle 社はセキュリティ侵害が発生した翌日、米連邦捜査局(FBI)のコンピュータ犯罪特別捜査班に被害届けを提出した。尚、ペイントボールは、塗料弾と特殊な銃を用いて争われる模擬戦闘ゲームである。

 Brass Eagle 社の最高財務責任者Brian Hanna 氏によると、犯人は同社のメーリングリストに登録している約1万5000名もの会員に対し同社の財務状況に関する偽情報をメールで送信した。そのため、ペイントボールの武器や装身具の製造、販売を行っている同社に問い合わせが相次ぎ、同社は2001年度の収益ガイダンスを再度発表することになった。同社の2001年度売上見込みは、1億ドルから1億500万ドルと推計されている。Hanna 氏はメディアの取材に応え、今回の攻撃の目的はBrass Eagle 社の株価を操作して金銭上の利益を得るためかという問に対し「動機は別にあると推測する」と述べ、そして犯人は明らかに同社のサイトに侵入し、メーリングリストに登録している人々に対し同社からの電子メールを装って偽情報を流したと説明した。登録者には、ペイントボールの愛好家(米国内で約700万人と推定)から潜在的投資家やウォール街のアナリストまで含まれていたという。

 米ナスダックの広報担当者はBrass Eagle 社に関するコメントを避け「ナスダックの規則に基づき、企業は今回の事件のように株価に影響を与える可能性のある情報を持っている場合、可能な限り広範にその情報を公開しなければならない」と述べるに留まった。

《ScanNetSecurity》

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