CodeRedウイルスの亜種について各方面より警告 | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

CodeRedウイルスの亜種について各方面より警告

 現在もなお被害を拡大しているウイルス「CodeRed」の亜種が発見され、関係各所より警告および対策が発表されている。
 この亜種は「CODERED.C」「CodeRed.v3」「CodeRed II」等と呼ばれている。IISサーバのセキュリティホールを狙い、感染を拡大していくという点では

脆弱性と脅威 脅威動向
 現在もなお被害を拡大しているウイルス「CodeRed」の亜種が発見され、関係各所より警告および対策が発表されている。
 この亜種は「CODERED.C」「CodeRed.v3」「CodeRed II」等と呼ばれている。IISサーバのセキュリティホールを狙い、感染を拡大していくという点では以前と変化がない。最も大きな違いはバックドアとなるトロイの木馬を仕掛ける点にある。これを仕掛けられた場合、外部より自由にサーバをコントロールできるようになってしまう。なお、マイクロソフト社の公開しているパッチを適用し、セキュリティホールに対応している場合、この亜種には感染しない。

 このウイルスに対する関係各所よりの情報を以下にまとめる。

▼コンピュータ緊急対応センター(JPCERT)
 システム自体の改竄を行うため、ホストを再起動しても復旧できない可能性がある。感染した場合はハードディスクをフォーマットし、OSを再インストールすることを推奨している。

http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010019.txt


▼トレンドマイクロ
 自動駆除ツールを無償提供。また、パターンファイル923で対応。


ウイルス詳細:
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/codered_c.htm
自動駆除ツール:
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/index.asp
パターンファイルダウンロードサイト:
http://www.trendmicro.co.jp/support/pattern/index.htm

▼シマンテック
 脆弱性の有無を検査するツールを無償提供。セキュリティホールの存在を発見後はマイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。また、最新の定義ファイルにて対応。

ウイルス詳細:
http://www.symantec.com/region/jp/news/year01/010806.html
検査ツール:
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html
定義ファイルダウンロードサイト:
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html

▼日本ネットワークアソシエイツ
 DATファイル4152、エンジン4.0.70以降で対応。VirusScanをはじめとするMcAfeeのウイルス対策製品により検出、駆除が可能。

ウイルス詳細:
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virC.asp?v=W32/CodeRed.c.worm&a=CPGP CyberCop ASaP:
http://www.mcafeeasap.ne.jp/contents/cybercop_asap/before_ccop.asp

▼エフ・セキュア
 マイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。


ウイルス詳細:
http://www.f-secure.com/v-descs/bady.shtml


▼シー・エス・イー
 最新のIDEファイル(codered2.ide)にて対応。マイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。

ウイルス詳細:
http://www.cseltd.co.jp/security/sav/virusinfo/analyses/w32codered2.htmIDEファイルダウンロードサイト:
http://www.cseltd.co.jp/security/sav/downloads/ide/ide.htm

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×