現在もなお被害を拡大しているウイルス「CodeRed」の亜種が発見され、関係各所より警告および対策が発表されている。 この亜種は「CODERED.C」「CodeRed.v3」「CodeRed II」等と呼ばれている。IISサーバのセキュリティホールを狙い、感染を拡大していくという点では以前と変化がない。最も大きな違いはバックドアとなるトロイの木馬を仕掛ける点にある。これを仕掛けられた場合、外部より自由にサーバをコントロールできるようになってしまう。なお、マイクロソフト社の公開しているパッチを適用し、セキュリティホールに対応している場合、この亜種には感染しない。 このウイルスに対する関係各所よりの情報を以下にまとめる。▼コンピュータ緊急対応センター(JPCERT) システム自体の改竄を行うため、ホストを再起動しても復旧できない可能性がある。感染した場合はハードディスクをフォーマットし、OSを再インストールすることを推奨している。http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010019.txt▼トレンドマイクロ 自動駆除ツールを無償提供。また、パターンファイル923で対応。ウイルス詳細:http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/codered_c.htm自動駆除ツール:http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/index.aspパターンファイルダウンロードサイト:http://www.trendmicro.co.jp/support/pattern/index.htm▼シマンテック 脆弱性の有無を検査するツールを無償提供。セキュリティホールの存在を発見後はマイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。また、最新の定義ファイルにて対応。ウイルス詳細:http://www.symantec.com/region/jp/news/year01/010806.html検査ツール:http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html定義ファイルダウンロードサイト:http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html▼日本ネットワークアソシエイツ DATファイル4152、エンジン4.0.70以降で対応。VirusScanをはじめとするMcAfeeのウイルス対策製品により検出、駆除が可能。ウイルス詳細:http://www.nai.com/japan/virusinfo/virC.asp?v=W32/CodeRed.c.worm&a=CPGP CyberCop ASaP:http://www.mcafeeasap.ne.jp/contents/cybercop_asap/before_ccop.asp▼エフ・セキュア マイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。ウイルス詳細:http://www.f-secure.com/v-descs/bady.shtml▼シー・エス・イー 最新のIDEファイル(codered2.ide)にて対応。マイクロソフト社より公開されているパッチの適用を推奨。ウイルス詳細:http://www.cseltd.co.jp/security/sav/virusinfo/analyses/w32codered2.htmIDEファイルダウンロードサイト:http://www.cseltd.co.jp/security/sav/downloads/ide/ide.htm