MIS Corporate Defence社のネットワークセキュリティ・アナリストPaul Rogers氏は今回の攻撃に関し「疑問点がいくつかある。ハッカーは、どのような方法でおとりサイトから本物のシステムへの侵入を成功させたのだろう。ハニーポット・システムのサーバは、本物のシステムへのアクセスが不可能な離れたネットワークに設定すべきだった。今回のようなハッカーの行為を監視するおとりサイトを開設する場合、適切なポリシーと手続きが必要となる。でなければ、厄介な問題を抱えることになるだろう」と述べた。
Co-Logic 社サイトの脆弱性は、FrontPage 98が適切に削除されていなかったことに起因する。さらに悪いことに、PoisonBOxが同社のシステムに侵入した後、PoisonBOxと敵対関係にある別のハッカー集団が同社のシステムに再度侵入しサイトを改ざんした。Co-Logic 社の創始者Arjen de Landgraaf 氏は「今回の事件はある意味、困惑する出来事だった。しかし、結果的には当社が気づかなかった脆弱性を発見できた」と語っている。