前回に引き続き、ポートスキャナーであるNmap [1]について解説したい。
前回ではWindows用のNmapとして、eEye Digital Security TeamのNmapNT [2]を紹介したが、その後Nmap開発母体のinsecure.orgに、eEye Digital Security Teamも協力して開発されているwindows用N
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前回に引き続き、ポートスキャナーであるNmap [1]について解説したい。 前回ではWindows用のNmapとして、eEye Digital Security TeamのNmapNT [2]を紹介したが、その後Nmap開発母体のinsecure.orgに、eEye Digital Security Teamも協力して開発されているwindows用Nmapのβ版があることを教えていただいた[3]。
-sS のスキャンタイプはTCP SYN スキャンと呼ばれ、TCPコネクションは半開き状態の確立されていない状態になる。この半開き状態のコネクションまでしか確立してい場合、ログにその記録をしないシステムが多いため、相手サーバ管理者に気づかれないでスキャンすることを目的としてこのスキャンタイプは用いられる。
さらに、-sF、-sX、-sNといったスキャンタイプはTCP SYN スキャンよりも発見されにくい、ステルススキャンと呼ばれるようなスキャン方法を行う場合に選択する。