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2018.07.19(木)

エイリアン探知プログラムをダウンロードしてセキュリティを侵害する(テネシー渓谷開発公社)

国際 海外情報

 テネシー渓谷開発公社(TVA)を調査した監査官が先頃、セキュリティ侵害に関する報告書を発表した。それによると、TVAの職員16名と契約者1名がカリフォルニア大学バークレー校からエイリアン探知のプログラムをダウンロードし、TVAオフィスにある17台のコンピュータにインストールした。そしてエイリアン実在の証拠を求めて、約一年間にわたり宇宙からのデータをチェックしていた。尚、彼らの氏名等は明らかにされていない。監査官は同報告書の中で、彼らがエイリアン探知プログラムをダウンロードしたことにより、ハッカーがTVAのコンピュータに不正アクセスする危険性が生じたと述べ、彼らの行為がTVAセキュリティ・ポリシーへの侵害にあたると指弾した。それに対し、TVAの上級責任者Anthony Smith氏は「ハッカーがTVAオフィスのコンピュータにアクセスした形跡はなく、そのプログラムは削除された」と述べた。

 問題のプログラムSETI(Search for Extraterrestrial Intelligence)は、カリフォルニア大学バークレー校が宇宙からの無線信号を解析するために作成したプログラムで、使われていないパソコンにそれをインストールし解析を実行する。宇宙からの無線信号は、プエルトリコにある巨大な電波望遠鏡により傍受される。各コンピュータの仕事が終了すると、その結果はインターネットで大学の中央コンピュータに送信される。300万人以上がそのプログラムをダウンロードし、データ解析に協力したという。

 TVAの監査官は「例えば、他人があなたのコンピュータからデータを引き出すことを許可した場合、あなたは、余計なリスクを負うことになるだろう」と説明した。また、プログラム責任者のDavid P. Anderson 氏は「このプログラムを二年間動作させたが、ハッカーの攻撃を受けたSETIのコンピュータは一台もない」と述べている。

《ScanNetSecurity》

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