・logto
このオプションを使用することにより、これが含まれるルールの条件がマッチしたパケット全てを、指定されたファイルに保存することができる。
logto:"<記録するファイル名>";
下記のルールは指定されたホストに対するtelnetトラフィックを、telnet.logファイルに保存する。
log any any -> 192.168.0.1/32 23 (msg:"== TELNET ACCESS =="; logto:"telnet.log";)
snortの起動時に-lオプションを使用してログディレクトリを指定してあれば、そのディレクトリ内のルールに記述されたファイルへ記録される。また、特にログディレクトリを指定していない場合は、デフォルトの/var/log/snortディレクトリ内のファイルに記録される。ただし、保存されるファイルは、touchコマンド等を使用してあらかじめ用意しておかねばならない。
このオプションは -bオプションなどのバイナリでログを記録するモードとの併用はできない。
・session
sessionオプションは、このオプションが含まれるルールの条件がマッチしたパケットを、ログディレクトリ内の発信元となるIPアドレスを名前としたディレクトリ内に記録する。と同時に、記録するデータを表示可能文字のみとするか、すべて記録するかを指定する。
session:
printableを指定すると表示可能文字のみを記録し、allならばすべてのデータを記録する。
下記のルールは指定されたホストに対するtelnetトラフィックの中から表示可能文字のみを記録する。
log any any -> 192.168.0.1/32 23 (session:printable;)
このオプションは、たとえばテキストベースで通信されるバックドアなどの通信内容を記録するために非常に有用である。
・offset
contentオプションと共に使用し、contentオプションにより指定されたデータのマッチングを開始すべきパケットペイロードの先頭からの位置を、オクテットで記述したオフセット値で指定する。
offset:<オフセット>;
office
office@ukky.net
http://www.office.ac/
みっきー
micky@office.ac
http://www.hawkeye.ac/micky/
[1] http://www.yk.rim.or.jp/~shikap/patch/
(詳しくはScan本誌をご覧下さい)
http://www.vagabond.co.jp/c2/scan/