GPRS成功の鍵は、セキュリティの確保(Baltimore Technology社) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

GPRS成功の鍵は、セキュリティの確保(Baltimore Technology社)

 アイルランドのコンピュータ・セキュリティ会社Baltimore Technology社は、汎用パケット無線サービスGPRS(General Packet Radio Service)ネットワークで動作する次世代のインターネット対応携帯電話のセキュリティ確保に取り組む方針を発表した。GPRSネットワークは

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 アイルランドのコンピュータ・セキュリティ会社Baltimore Technology社は、汎用パケット無線サービスGPRS(General Packet Radio Service)ネットワークで動作する次世代のインターネット対応携帯電話のセキュリティ確保に取り組む方針を発表した。GPRSネットワークは、携帯電話の現在の標準であるGSMよりもかなり大きな容量の帯域幅の提供が可能になる。

 同社は過去に、Ericsson社の主要製品であるGPRS携帯電話『R520』で採用されているセキュリティ技術をソフト開発会社のAU-Systems社と共同で開発した経緯がある。今度は、GPRS携帯電話 『R520』に電子証明書や携帯電話ユーザ本人認証用の暗号化鍵を使った技術を使用してセキュリティを強化する予定だ。無線PKI(Wireless Public Key Infrastructure:WPKI)は、暗号化鍵の交換と実装を実現するだろう。

 携帯電話メーカー側は『より広い帯域幅はインターネットに接続可能な携帯電話やPDA(携帯情報端末)のさらなる普及に繋がるが、それらの機器のセキュリティが重要問題だ』とする見解を示している。

 Ericsson Mobile Communications社のマーケティング責任者Bo Albretson氏は「我々はモバイルコマースを刺激的で新しいアプリケーションと捉えている。それは、携帯電話に搭載された堅牢なセキュリティ機能とGPRSによるデータ伝送通信速度の大幅なアップが共に実現されて初めて達成されるだろう」と述べた。

《ScanNetSecurity》

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