Intel社は2月7日、安全なピアツーピア(P-to-P)アプリケーション開発のフレームワークを提供するためオープン・ソース・ライブラリを公開した。それにより、P-to-Pシステムを開発する企業はライブラリの無償ダウンロードが可能になった。Intel社のP-to-P推進者Bob Knighten氏は「セキュリティは、P-to-P関連全般が取り組む必要のある主要課題の一つだ。P-to-Pアプリケーションの開発を行っている殆どの会社は、セキュリティを考慮しているが、その手法は各々異なっていた」と述べた。 Intel社が公開したライブラリ『Peer-to-Peer Trusted Library 』は、ソフトウェア開発者がP-to-Pアプリケーションにセキュリティ機能を追加できるよう設計されている。同ライブラリは、電子署名やピア認証、安全な保管、公開鍵方式の暗号をサポートしている。 同社によると、『Peer-to-Peer Trusted Library 』は、Open SSL (Secure Sockets Layer) Tool Kitを使用して構築されている。Open SSLは、低レベルの認証サポートを提供する。従って、同ライブラリはOpen SSLの操作性を向上させ、より柔軟な対応が可能になる。