ハッキング・コンテスト、ハッカーの完敗(eWeek誌) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

ハッキング・コンテスト、ハッカーの完敗(eWeek誌)

 eWeek誌の主催で1月15日〜30日にかけて開催されたハッキング・コンテスト“OpenHackIII”は、ハッカーの完敗に終わった。ハッカーの攻撃対象となったのは、Argus Systems Group社(本社、イリノイ州)のセキュリティ製品PitBullだ。同コンテストの参加者は、同製品で保

国際
 eWeek誌の主催で1月15日〜30日にかけて開催されたハッキング・コンテスト“OpenHackIII”は、ハッカーの完敗に終わった。ハッカーの攻撃対象となったのは、Argus Systems Group社(本社、イリノイ州)のセキュリティ製品PitBullだ。同コンテストの参加者は、同製品で保護されたウェブサイトの改変など4種類の課題を2週間でクリアしなければならず、最初に課題を全てクリアしたハッカーに賞金5万ドルが贈られる予定だった。eWeek誌によると、10万から20万人のハッカーがコンテストに兆戦し、その攻撃数は525万回に及んだが誰も成功しなかった。

 PitBullはOS自体を保護するため、ハッカーの侵入を事実上阻止することができる。eWeek Labs社のTimothy Dyck氏は「我々はアプリケーションの安全性を信用していない。アプリケーションのセキュリティホールを塞ぐだけでなく、OSにもセキュリティ措置を講じる必要がある」と述べた。Argus社によると、優勝者に贈呈される予定だった5万ドルはPitBullの開発者たちに分配された。


《ScanNetSecurity》

国際 アクセスランキング

  1. レッドチーム演習大成功 丸五か月間誰も気づけず

    レッドチーム演習大成功 丸五か月間誰も気づけず

  2. ランサムウェア集団が謝罪

    ランサムウェア集団が謝罪

  3. [まさか本気でそんなに儲かると思った?]サイバー犯罪者さん 職種別給与一覧 ~ 求人広告22万件調査

    [まさか本気でそんなに儲かると思った?]サイバー犯罪者さん 職種別給与一覧 ~ 求人広告22万件調査

  4. 国際手配のランサム犯 逮捕されずに世界中を旅行

  5. Windows 10ではSafeDiscと特定バージョンのSecuROMのDRMシステムを利用した古いゲームがプレイ不可に、セキュリティホールとなる可能性を考慮

  6. 国連サイバー犯罪条約が「グローバル監視協定」になる危険性

  7. 支払額倍増の場合も ~ オラクルが Fortune 200 へ Java ライセンスに関する監査書送付を開始

  8. 資金力で警察に勝るサイバー犯罪集団とインターポールのプロジェクト

  9. 訃報「伝説のハッカー」ケビン・ミトニック氏 59歳

  10. ウクライナの違法な仮想通貨のマイニング工場を摘発、PS4など3,800台のゲーム機を押収

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×