情報筋によると、マイクロソフト社は1月25日、26日両日のサービス使用不能(DoS)攻撃を受けて、同社系列主要サイトのセキュリティを強化するためAkamai Technologies社に4つのバックアップ・ディレクトリの運営を依頼した。 ハッカーがDoS攻撃でウェブのトラフィックを管理するルータに大量のデータを送りつけ、マイクロソフト社のサイトへのアクセスを阻害したのだ。被害に遭ったサイトのは、同社のホームページ、MSNBC.com、Hotmail.com。マイクロソフト社は今回の不祥事に関し、1月26日に謝罪している。皮肉なことにそれは、同社のソフトウェアの信頼を回復するために2億ドルの宣伝キャンペーンを打った直後のことだった。 マイクロソフト社の最高情報責任者(CIO)Rick Devenuti氏は、同社が“十分な自己防御技術”を同社のインフラの一部に導入していなかったことを認め「今回の辛い教訓をいかし、我が社のネットワーク基盤の体系を改善することにした」と述べた。