1月22日夜、ニュージーランドのマイクロソフト社のウェブサイトにハッカーが侵入し、同社のセキュリティ不備を嘲笑するメッセージに改変された。同サイトは現時点(1月23日正午)においても、まだ復旧されていない。この攻撃はPrime Suspectzの名を持つハッカーの仕業と見られている。 MIS Corporate Defence社のセキュリティ・コンサルタントPaul Rogers氏は今回の攻撃に関し「犯人はIIS(Internet Information Server)の複数あるセキュリティホールの一つを悪用してNTに侵入し、サイトを書き換えた。今回の場合、ユニコードのセキュリティホールを使ったと見られる」と述べた。 ハッカーPrime Suspectzはマイクロソフト社への攻撃を終えた直後、www.chryslerjeep.co.ukサイトにも侵入した見られている。同サイトには、セキュリティ不備を嘲笑するマイクロソフト社と同じメッセージが残されていた。Rogers氏は「クライスラーは、リモート管理ツールを使ってSQL Severを介しウェブサイトのアップデートを行っている。この方法は脆弱で、再度ハッカーが侵入する危険性がある」と警告した。