大統領がハッカーに就職を斡旋(ブルガリア) | ScanNetSecurity
2020.10.31(土)

大統領がハッカーに就職を斡旋(ブルガリア)

 ブルガリア大統領のウェブサイトに先週(1月第3週)ハッカーが侵入し、ササイトを書き換える事件が発生した。侵入手口の鮮やかさに感銘を受けた大統領は、そのハッカーに職を紹介すると発表したが、当のハッカーからは未だ(1月23日現在)何の連絡もない。Petar Stoya

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 ブルガリア大統領のウェブサイトに先週(1月第3週)ハッカーが侵入し、ササイトを書き換える事件が発生した。侵入手口の鮮やかさに感銘を受けた大統領は、そのハッカーに職を紹介すると発表したが、当のハッカーからは未だ(1月23日現在)何の連絡もない。Petar Stoyanov大統領はメディアのインタビューに応え「彼(ハッカー)に仕事を紹介することに関しては、何の迷いもない。彼には素晴らしい才能がある。何故なら、セキュリティが施されている政府のサイトに何の足跡も残さず、そして他の情報を破壊することなく侵入することができたのだから」と述べている。尚、ブルガリアにはハッキング行為を取り締まる法律はない。

 改変された大統領のサイトには、共産主義政治体制の終焉後、繁栄を求めて10年以上も迷走するブルガリアの政情に絶望したメッセージが残されていた。『なぜ、ハッキングをしたかって?理由は簡単だ。僕の両親は貧乏だし、僕にはコネがないから職にも就けないし、友人の殆どは外国でひと財産を築こうとしているし、他には…もう、この辺で十分だろ』

 大統領の広報担当Neri Terzierva氏によると、大統領のウェブサイトを管理しているコンピュータ会社は、同社の求人に応募したが不採用となり、それを不満に思っている人物の仕業ではないかと疑っている。さらに、同氏は大統領の今回の発表について「ブルガリアのコンピュータ専門家は、報酬の良い西側諸国に流出してしまう傾向にある。大統領は優秀な専門家を国内に留まらせる方策を探していた」と述べた。

 ブルガリアのコンピュータ専門家が一ヶ月で稼ぐ報酬は約150ドルに対し、ドイツでは約5000ドルとなっている。


《ScanNetSecurity》

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